ヨガマットは、ヨガだけではなくストレッチや筋トレなどにも使用でき、幅広い年齢層に愛用されていますね。ただ、ヨガマットは「種類が多すぎて何がいいのか結局わからない」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。この記事ではヨガマットを初めて購入する方、今までなんとなく購入していたけどそろそろ買い替えタイミングかな、という方にも自分の心と身体に合ったヨガマットの選び方の参考になればと思います。
そもそもヨガマットって必ず必要?
ヨガマットは、腰や膝、肘に体重がかかる時に負担を軽減してくれるよ。私はもう手放せない!
でも種類が多くて何を選んだらいいのか分からない・・・
本当に種類が多くて悩んじゃうよね。ヨガマット選びのポイントを紹介していくよ。
ヨガマット選びで押さえたいポイント
私の初めてのヨガマットは「よくわからないからとりあえず安いもの」で選びました。ヨガやストレッチってハードな動きでは無さそうだしどれでも問題ないかなと思ってしまいました。
ヨガマット、ボロボロになる・・・
初めてのヨガマットは、割と早いうち1ヶ月経ったくらいで素材がはがれ落ちて、気付いたら部屋のあちこちに小さな素材がチラホラ。また、厚さが3mmだったので「意外と地面の凸凹を拾うんだな」と感じました。「ヨガマットってなんでも良いわけじゃないのか・・・」としっかり選ばなかったことを反省するきっかけになりました。
ヨガマット選びには下記のポイントがあります。
1.厚さ
2.素材
3.価格
4.カラーやデザイン
厚さも色々、素材も色んなものがあるし、価格もデザインも種類が豊富です。自分の心と身体が心地良く過ごせるヨガマットのヒントにして下さいね
厚さ
ヨガマットには薄型、標準型、厚型、超厚型があります。
結論・・・
初心者には、標準型がオススメ!
それぞれの厚さが異なるのは、目的によるからです。バランスがとりやすいのか、身体への負担を軽減するのか等が挙げられます。その中でバランスが取れているのが標準型なので初心者にオススメです。
薄型(3〜4mm)
【特徴は?】
薄型の特徴はなんといっても軽さと持ち運びやすさ。ヨガだとハードなポーズの多いヨガに向いています(アシュタンヨガなど)。地面との接触が強く安定感が得られますが、長時間の使用は、膝や肘に負担がかかってしまいます。
初めて購入したヨガマットは3mmだったけど、肘をつくプランク(腕立ての肘をつく体勢)だと負担を感じたよ。
標準型(5〜6mm)
【特徴は?】
最も人気のある厚さで、程よいクッション性と安定感があります。バランスが取れたタイプで初心者にオススメ。ほどよい柔軟性と安定性があり、膝や手首への負担を軽減します。薄型に比べると少し重さがあるので、多少持ち運びにくさあり。
厚型(7〜10mm)
【特徴は?】
クッション性が高いので足元や膝に優しく、足や身体の関節への衝撃を緩和します。リストラティブヨガ(心身をリラックスさせるヨガ)、リハビリ、柔軟性や安定性が求められる場合に最適です。クッション性が高いため、ポーズの安定感に欠ける場合があり、ポーズのバランスをとるのが難しく感じることもあります。また重さもあるので、持ち運びには不便です。
超厚型(10mm〜)
【特徴は?】
高いクッション性があるため、長時間の使用でも身体への負担が少ないです。リハビリや特別なケアが必要な場合、または長時間静止して行うヨガ(リストラティブや瞑想のセッションなど)に適しています。高いクッション性で関節や骨への負担が軽減されますが、厚型同様ポーズの多いヨガには安定性が欠けるので向かないことがあります。また持ち運びも不便です。
素材
ヨガマットの素材は、マットの性能や使用感に大きく影響を与えます。特に、クッション性、滑り止め、環境への配慮といったポイントがあります。メリット、デメリットをそれぞれ見ていきたいと思います。お手入れについては、購入したヨガマットにそれぞれ説明があると思いますのでそちらをご参照ください。こちらで説明しているお手入れ方法はあくまで参考程度にしてくださいね!
PVC(ポリ塩化ビニール)
【メリット】
最も一般的なマット。手頃な価格のマットに多く使われています。滑りにくく、安定したポーズが取りやすいです。
【デメリット】
環境への影響が大きいこと(リサイクルが難しく、製造過程で有害物質が出る場合がある)。少し硬めの感触があり、人によってはクッション性が物足りないことがある。
【お手入れ方法】
水洗いは不可。軽く湿らせた柔らかい布で拭くなどします。水に弱いので、残った水分は乾いた布で拭くなどしてください。専用のヨガマットクリーナーを使用するなどの方法があります。
TPE(熱可塑性エラストマー)
ねつ・・か・・そせい?読み方がそもそも難しい・・
【メリット】
PVCの代替として人気が高いエコ素材。軽量で、リサイクル可能な環境に優しい素材です。軽量で持ち運びやすく、臭いが無く、化学物質の心配がありません。水に強いため水洗い(水拭き)も可能。
【デメリット】
高温に弱いため、保管場所には注意が必要。
【お手入れ方法】
柔らかい布で水拭きをする、専用のヨガマットクリーナーや水で薄めた中性洗剤などをスプレーして優しく拭き取るなどの方法があります。
環境に優しく、化学物質の心配がないって良いね!
天然ゴム
【メリット】
天然素材で作られており、滑り止め力とクッション性に優れています。環境に優しい選択肢です。滑りにくく安定したポーズをサポートします。使い続けることで、より柔らかく使いやすくなります。
【デメリット】
重いので持ち運びに不便。少し「ゴム臭」があり、最初はその臭いが気になることも。また、ゴムアレルギーの方は避けた方が良いです。
【お手入れ】
硬く絞った布や専用のヨガマットクリーナーなどの方法があります。
天然素材で作られているものがあるんだね!
NBR(ニトリルブタジエンゴム)
NBRは、合成ゴムの一種だよ
【メリット】
柔軟で弾力性があり、衝撃吸収性に優れています。軽量で持ち運びもしやすいです。
【デメリット】
天然素材ではなく化学合成された素材なので、環境に配慮したエコ志向の人には少し不向きです。ゴム臭あり、ゴムアレルギーの方は避けた方が良いです。
【お手入れ方法】
乾いた布で軽く拭く等のお手入れ方法があります。
PU(ポリウレタン)
こちらのPUはプラスチック素材の一種
【メリット】
PUは人工皮革のような質感を持つ素材で、特に滑り止めの効果が高いです。多くの高級ヨガマットに使用されており、柔らかい感触と耐久性があります。
【デメリット】
価格が高いことがある。重い場合があるので、持ち運びが不便。
【お手入れ】
軽く湿らせた柔らかい布で拭くなどのお手入れ方法があります。
お手入れについて
こんなにたくさんの種類のヨガマットがあるんだね〜
PVC(ポリ塩化ビニール)が一般的だけど、TPE(熱可塑性エラストマー)や天然ゴムは環境にも優しいね!
ちなみに!ヨガマットクリーナーでお手入れする方法があったのでこちらも参考にして下さいね。
価格
ヨガマットの価格は1,000円台〜10,000円を超えるものまであります。使用している素材がPVCだと比較的安いものが多い印象です。また、メーカーによっては、持ち運べるようにケース付きのものも。ヨガマットの厚さや素材によって価格が変わるので、初心者さんの場合は無理のない価格で選んでくださいね。
1,000〜3,000円くらいの範囲で探してみようかな?
カラーやデザイン
ヨガマットのカラー展開はとても豊富で、暖色系〜寒色系まであります。パステル系やビビット系、シックなカラーなど自身の好みに合わせたり、雰囲気作りにもなりますね。また、デザインにはセンターラインが入っているものや、マンダラやお花などの自然が描かれているもの、個性的なデザインも。
色の持つイメージを紹介!カラーによって気持ちの状態を知るきっかけに
ブルー系(青、青緑、ターコイズなど)
落ち着きや冷静さ、リラックス感を与えるカラー。心穏やかにし、集中力を高めるてくれます。
ピンク系(ピンク、ラベンダー、パープルなど)
平和や優しさを象徴するカラー。感情的な安定を促進し、感情を解放したい時などにオススメ。
グリーン系(緑、エメラルドなど)
自然、再生、調和を象徴するカラー。心身のリフレッシュやバランスを取り戻したい時に適しています。
オレンジ系(オレンジ、ゴールドなど)
活力、創造性、陽気さを象徴するカラー。心身を活性化し、エネルギーを引き出したい時にオススメ。
アースカラー(ブラウン、ベージュ、カーキなど)
安定感、落ち着き、信頼感を与えるカラー。地に足をつけた感かうを促し、安定した練習をサポート。
ブラック、グレー
洗練された印象、シンプルでスタイリッシュなカラー。落ち着いた印象を与え、集中力を高める効果があります。
カラーのイメージをみると、どんなカラーがいいか考えるだけでワクワクしちゃうな♪
カラーのイメージを知る前にグリーンを購入したんだけど、心身のリフレッシュやバランスのカラーだと知ってなんだか嬉しい♡
こちらは優しいパステルカラーのヨガマット。素材はTPEで厚さは6mmと8mmを選ぶことができます。大きさも61cm×183cmと少し大きめ。汚れた箇所は水洗いできるのでお手入れも楽々♪持ち運びバンドつきで、家でも外でも重宝できるヨガマットです。
ヨガマットのデザインにはどんな柄がある?個性を出すデザインを紹介
ヨガマットには単色や、表面・裏面の2色使いのものが一般的ですが、実は色々なデザインがあるので紹介します。
自然
花や木、山などが描かれています。波打ち際の綺麗な海のデザインや、夜空なども!自然が描かれていると解放的な気持ちになります。
曼荼羅(マンダラ)
円形の複雑なパターン(曼荼羅模様)は、精神的な深みや瞑想的な効果を感じるデザインとなっています。
マーブル柄
大理石のような模様で、シンプルながらも高級感を感じるデザインです。
ネイティブ柄
アジアや南米の文化にインスパイアされたデザインで、ビビッドな色使いが目を引きます。お部屋のインテリアにもおしゃれに馴染みます。
まとめ
ヨガマット選びは、厚さや素材、価格やカラーやデザインなども含めて種類は豊富ですが、心や身体の状態と相談しながら選んでみて下さいね!しっかり選んだヨガマットは、きっとお気に入りのヨガマットになると思います。「運動するって気持ち良い!」をぜひ、家でも屋外でも楽しんでいきましょう!